#03【Adobe Character Animator】 スワップトリガー入れ子の解説
目次
素材の確認
まず、ダウンロードしたプロジェクトファイルが正常に動作するか確認してください。私の環境は Mac OS Catalina 10.15.4 です。Character Animatorは3.3 です。Windows版でも開けると思います。
- ダウンロードしたNewsCasterというフォルダーを開きます。
- News_caster.chprojをダブルクリックします。
- アプリケーションが立ち上がりましたら、左上のタブを”ストリーム” にします。左下のタイムラインから、CH_model_fujioトラックを選択します。
- カメラ等の接続が問題なければ、右上のカメラ映像に合わせてパペットが動きます。
動作の確認
今のテーマであるスワップトリガーの入れ子プログラムを確認するためキーボードの”R”を押します。
※右手が動くのでRightのRにしました。英数入力になっていることを確認してください。
右手が上がりましたか?もう一度”R ”を押すと元に戻ります。
今度は、右手が上がった状態で、”T”を押してください。右手がバイバイします。好きなタイミングで”キーを押したり、離したりしてください。
仕組みを知る
キーボード”R”で右手が上がるのは、パペットにスワップセットを作成しているからです。トリガーウィンドウを見てみると、”手を上げる”というトリガーに”R”が割り当て当てられています。RightArmレイヤーは右手を下げた状態のレイヤーです。デフォルトにチェックをいれています。これで、cycle レイヤーと交互に表示されます。
しかし、cycleレイヤーには、バイバイAとバイバイBの画像が入っています。このままだと、右手が二つ上がってる状態で表示されてしまいます。
同時に表示されないようにするため、これもスワップセットを作成して、交互に表示させます。
まとめ
スワップトリガーを入れ子と書きましたが、実際は入れ子というよりも、それぞれ別の動作なのですが、イメージとしてとらえると入れ子という表現があうと思います。
複雑な動作でも、
- 右手が下がると右手が上がるを交互に表示
- 右手が上がるは右手上がるAと右手上がるBを交互に表示
と分けて考えると理解しやすいと思います。
左上のタブを”記録”に変えて、画面中央の再生ボタンを押すとサンプル映像が流れます。
おまけ
今回のテーマ以外にもいろいろトリガーを仕込みました。
タイムラインで、CH_model_fujioを選択します。
- キーボードの”M”を押すことで、マスクが現れます。
- キーボードの”G”を押すことで、メガネが現れます。
- 右の手首をマウスでドラッグすることで、右腕を自在に動かせます。
以上です。ご自由にお使いください。
その他わかったこと。
- 複雑なオーディオ編集はできない。
- BodyやHeadといったレイヤー名は複数作れる。
頭より手前に手のレイヤーを置きたい場合、Bodyレイヤーを二つ作り、Headレイヤーを挟む配置が可能。